カクレクマノミ
Amphiprion ocellaris
スズキ目 スズメダイ科
厳密に言うと映画ファインディング・ニモのニモのモデルはカクレクマノミではない。ハタゴイソギンチャクを住処にする。
モンガラカワハギ
Balistoides conspicillum
派手な模様でダイバーやアクアリストに人気。ウニ類、甲殻類、貝類などを食べる強い歯を持っている。
ナンヨウハギ
Paracanthurus hepatus
スズキ目 ニザダイ科
映画ファインディング・ニモのドリーのモデル。もうもう駄目だぁ!と思って諦めた時は、横になって死んだフリをする演技派。
シテンヤッコ
Apolemichthys trimaculatus
スズキ目 キンチャクダイ科
青い口と麻呂眉毛がポイント。頭部と鰓蓋にある黒い点が合わせて4点に見えることが和名の由来。
ミナミハコフグ
Ostracion cubicus
フグ目 ハコフグ科
成魚のオスはハコフグと似る。ミナミハコフグの成魚は尾柄部が黄色い。ちなみにさかなクンの帽子は雄のハコフグ成魚。
ハタタテダイ
Heniochus diphreutes
スズキ目 チョウチョウウオ科
ムレハタタテダイに似るが、背鰭の棘は11本。この属の中で最も広域に見られ、大きな群れは作らない。
クダゴンベ
Oxycirrhites typus
スズキ目 ゴンベ科
格子模様が鮮やかで、ダイバーやアクアリストに人気。一見目立ちそうな模様だが、ウミトサカ類やシダ類の間を泳いていると、保護色になる。
ナンヨウツバメウオ
Platax orbicularis
スズキ目 マンジュウダイ科
幼魚は枯葉に擬態。アカククリに似ているが、アカククリよりも口元は突出せず、背鰭と臀鰭の後端は比較的丸みを帯びている。
フエヤッコダイ
Forcipiger flavissimus
スズキ目 チョウチョウウオ科
オオフエヤッコダイに似る。海底付近を2~3尾の小さな群れで泳ぐ。長い吻は、サンゴの枝の間にすむゴカイ類や小型甲殻類などを捕食するのに便利。
マンジュウイシモチ
Sphaeramia nematoptera
スズキ目 テンジクダイ科
通称イチゴパンツ。アクアリストとダイバーに人気。体がお饅頭のように丸く、耳石と呼ばれる石が耳の中にある(石持ち)ことが和名の由来。
ツノダシ
Zanclus cornutus
スズキ目 ツノダシ科
古代からムーア人がツノダシのことを幸運をもたらすお魚だと考えていたことから、英語名はMoorish idol(ムーア人の偶像)となった。
ヒレナガネジリンボウ
Stonogobiops nematodes
スズキ目 ハゼ科
ネジリンボウの由来はお祭りで売られているネジリンボウ飴。コトブキテッポウエビと共生する。
タテジマキンチャクダイ
Pomacanthus imperator
スズキ目 キンチャクダイ科
18世紀まではヨーロッパで架空の魚だと思われていた。成長に伴い模様が変わる。インド洋版と太平洋版で背鰭の形状が異なる。太平洋版は背鰭の先端が伸びる。
モンツキカエルウオ
Blenniella chrysospilos
スズキ目 イソギンポ科
普段はだいたい巣穴の中にいるが、雄のモンツキカエルウオは求愛時期になると、婚姻色に変色し巣穴から大きくジャンプする。
セグロチョウチョウウオ
Chaetodon ephippium
スズキ目 チョウチョウウオ科
成魚の腹部には数本の青色縦線があるが、幼魚には見られない。チョウチョウウオ科としては大型種。美しい色彩から観賞魚として知られる。
ニセフウライチョウチョウウオ
Chaetodon lineolatus
スズキ目 チョウチョウウオ科
チョウチョウウオ科の中で最も大きくなる種類。ヒメフウライチョウチョウウオに似る。フウライチョウチョウウオは体が小さく、体側の縞が直角に交わる。
イエローバックフュージュラー
Caesio xanthonota
スズキ目 タカサゴ科
【インド洋固有種】ウメイロモドキに似る。黄色い帯が頭部まで達することで区別できる。普段は黄色/青だが、夜間や休息時には色が赤/緑になる。
ツースポットコーラルフィッシュ
Coradion melanopus
スズキ目 チョウチョウウオ科
キスジゲンロクダイに似る。西太平洋に生息。背ビレ後端と、尻ビレ後端の二つの斑点があるのが特徴。
ハマクマノミ
Amphiprion frenatus
スズキ目 スズメダイ科
成長とともに黒味が増し、老成した大型な雌は全身がほとんど黒になる。頭部の横帯は個体ごとに異なり、ペアはこの帯で相手を見分けるとも言われる。
トゲチョウチョウウオ
Chaetodon auriga
スズキ目 チョウチョウウオ科
背鰭軟条が糸状に伸び、1大暗色斑があることが特徴。紅海版はこの暗色斑がない。フウライチョウチョウウオに似るが、尾柄や尾鰭を横切る黒帯で区別できる。
クラカケチョウチョウウオ
Chaetodon adiergastos
スズキ目 チョウチョウウオ科
日本では稀種。目のところがパンダのように見えることから、別名パンダバタフライフィッシュと呼ばれる。
アマミスズメダイ
Chromis chrysura
スズキ目 スズメダイ科
スズメダイ科としては大型で、体側の鱗が目立つ。幼魚時代は正面から見ると、頭にV字の青いライン模様が見える。
ハナビラクマノミ
Amphiprion perideraion
スズキ目 スズメダイ科
名前の由来は、昔は飼育が難しく水槽で飼っていたときヒラヒラと花弁が散るように死んで行ってしまったことから。シライトイソギンチャクを住処にする。
ミスジリュウキュウスズメダイ
Dascyllus aruanus
スズキ目 スズメダイ科
礁池の樹状珊瑚に群れている。幼魚は臀鰭と腹ビレが蛍光ブルーで縁取られる。ミスジの他にフタスジスズメダイとヨスジスズメダイも存在する。
アカククリ
Platax pinnatus
スズキ目 マンジュウダイ科
吻がよく突出することが特徴。幼魚は礁池内に見られ、体色は有毒なヒラムシに擬態したものといわれ鰭や体全体が黒く、橙色で縁取られることが特徴。
アカククリ(幼魚)
Platax pinnatus
スズキ目 マンジュウダイ科
吻がよく突出することが特徴。幼魚は礁池内に見られ、体色は有毒なヒラムシに擬態したものといわれ鰭や体全体が黒く、橙色で縁取られることが特徴。
スカンクアネモネフィッシュ
Amphiprion akallopisos
スズキ目 スズメダイ科
インド洋、中・西部太平洋に生息。ハナビラクマノミに似るが、頬を通る白線がない事で区別できる。また、セジロクマノミは背中の白い帯が上唇まで達する。
ユカタハタ
Cephalopholis miniata
スズキ目 ハタ科
青の円状斑が多数あることが特徴。体の一部が青い個体もいる。幼魚ではこの青斑はなく、成長するに従い増えてくる。体側に茶色の横帯が出ることもある。普通種。
ヤマブキスズメダイ
Amblyglyphidodon aureus
スズキ目 スズメダイ科
体高が高くて丸に近い体型。婚姻色は体側に青点が多数出る。東南アジアには多いが、日本では少ない。
アカマダラハタ
Epinephelus fuscoguttatus
スズキ目 ハタ科
【絶滅危急種】後頭部が似た種より明確に凹むことが特徴。似た仲間に比べかなり大きくなり1m程のものが見られる。唇は厚く、口が大きく見える。
アカモンガラ
Odonus niger
フグ目 モンガラカワハギ科
歯が赤いことから「アカハモンガラ」で和名登録されるはずが、論文記載時に誤って「アカモンガラ」になってしまったという逸話がある。
サラサハタ
Chromileptes altivelis
スズキ目 ハタ科
性格は大人しく、物陰でじっとしていることが多い。幼魚は体の地色が純白で美しく、ダイバーには人気がある。1種1属の独特な体形のハタ。日本では稀種。
ヤマブキベラ
Thalassoma lutescens
スズキ目 ベラ科
ベラの仲間は夜間に砂に潜って寝る魚が多いが、ヤマブキベラは砂に潜らず岩陰に隠れて寝る。雌性先熟の性転換を行い雄と雌、老幼によって体色が変化する。
ハシナガチョウチョウウオ
Chelmon rostratus
スズキ目 チョウチョウウオ科
学名の「Chel」はギリシャ語ではさみ、「rostr」はラテン語で吻の意味で、ピンセットのような口でサンゴの隙間に隠れた小さな甲殻類などをつまんで捕食する。
クジャクスズメダイ
Pomacentrus pavo
スズキ目 スズメダイ科
ソラスズメダイに似るがより大型で、頭部に複雑な模様がある。尾鰭の形も異なる。鰓蓋に暗色斑がある。日本では稀種。
アオノメハタ
Cephalopholis argus
スズキ目 ハタ科
体側に瞳孔より小さい黒い縁取りのある青い斑点があり、これが目のようであるということが名前の由来。多くの場合、体側に白っぽい横縞が5〜6本ある。
チョウハン
Chaetodon lunula
スズキ目 チョウチョウウオ科
和名の由来は長範頭巾という、目の所だけを残して他は全部おおわれるように作った錣(しころ)付きの頭巾。
ゴマモンガラ
Balistoides viridescens
フグ目 モンガラカワハギ科
モンガラカワハギ科では最大。歯が強大で貝を噛み砕くことができる。繁殖期の親は、近づくと攻撃してくるのですぐに逃げるべき。ダイバーにはサメより怖いと有名。
インディアンダッシラス
Dascyllus carneus
スズキ目 スズメダイ科
【インド洋固有種】フタスジリュウキュウスズメダイと似るが、一般的に尾鰭を横切る黒帯が無い。夜間は青っぽく変色する。
ネッタイスズメダイ
Pomacentrus amboinensis
スズキ目 スズメダイ科
胸鰭の付け根上部と鰓蓋上部に小さな黒点がある。ニセネッタイスズメダイに似る。
ニセネッタイスズメダイ
Pomacentrus amboinensis
スズキ目 スズメダイ科
ネッタイスズメダイに似る。体色がくすんでいること、胸鰭基底部の黒斑が大きいことで区別可能。幼魚は背鰭に眼状斑があり、成魚はネッタイスズメダイよりも大きい。
サザナミヤッコ
Pomacanthus semicirculatus
スズキ目 キンチャクダイ科
幼魚の模様が水面に広がる波紋に見えることが名前の由来。成長に伴い模様が変わる。幼魚は吻端から背中に白色縦線があり、タテジマキンチャクダイと区別できる。
オヤビッチャ
Abudefduf vaigiensis
スズキ目 スズメダイ科
雑食性。幼魚は流れ藻につく。地色は求愛期に青くなる。ロクセンスズメダイに似るが、オヤビッチャには尾鰭の上下両葉の黒色帯ががなく、背中が薄い黄色。
ミノカサゴ
Pterois antennata
スズキ目 フサカサゴ科
ハナミノカサゴに比べ体側鱗が1枚1枚はっきり目立ち、尾鰭にはっきりした斑紋がないことが特徴。鰭の棘に毒があり刺されると痛い。
マダラタルミ
Macolor niger
スズキ目 フエダイ科
成魚の体色は白い時と黒い時がある。幼魚は体を激しくくねらせて泳ぎ、ダイバーに人気。ホホスジタルミに似る。幼魚は鰭、成魚は虹彩や頬の縦線で区別できる。
マダラタルミ(幼魚)
Macolor niger
スズキ目 フエダイ科
成魚の体色は白い時と黒い時がある。幼魚は体を激しくくねらせて泳ぎ、ダイバーに人気。ホホスジタルミに似る。幼魚は鰭、成魚は虹彩や頬の縦線で区別できる。
ムスジコショウダイ
Plectorhinchus vittatus
スズキ目 イサキ科
成魚は腹部まで暗色の縦帯がが特徴。幼魚の白斑は、成長に伴って流れるように広がり縦帯になる。幼魚はアジアコショウダイと似るが、胸鰭が黒いことで区別できる。
チョウチョウコショウダイ
Plectorhinchus chaetodonoides
スズキ目 イサキ科
和名の由来は幼魚の泳ぎ方がヒラヒラ羽ばたく蝶のようであるということと、成魚の体側の模様が胡椒の実のようであるということから。
チョウチョウコショウダイ(幼魚)
Plectorhinchus chaetodonoides
スズキ目 イサキ科
和名の由来は幼魚の泳ぎ方がヒラヒラ羽ばたく蝶のようであるということと、成魚の体側の模様が胡椒の実のようであるということから。
ワヌケヤッコ
Pomacanthus annularis
スズキ目 キンチャクダイ科
頭にある輪の模様が抜けているように見えることが名前の由来。成長に伴い模様が変わる。インド洋版と太平洋版で背鰭の形状が異なる。
トウアカクマノミ
Amphiprion polymnus
スズキ目 スズメダイ科
クマノミ属の中では最も気が強い。上から見る背中のと白い部分がハートの形。日本で見られるクマノミは全6種類だが、そのなかでもトウアカクマノミは稀種。
ブラックピラミッド
バタフライフィッシュ
Hemitaurichthys zoster
スズキ目 チョウチョウウオ科
カスミチョウチョウウオのインド洋版とされる。夜間は体色が黒ずみ、昼間白かった横帯の部分に白い斑が浮き上がる。
ミズタマハゼ
Valenciennea sexguttata
スズキ目 ハゼ科
頬に小さな水色斑点が数個あることが特徴だが、水中では目立たない。第一背鰭の先端が黒い。
コラーレバタフライフィッシュ
Chaetodon collare
スズキ目 チョウチョウウオ科
【インド洋固有種】夜になると眉毛に見える黒斑が薄くなる。尾鰭が赤いのは成魚で、若魚は緑がかる。
スミレナガハナダイ
Pseudanthias pleurotaenia
スズキ目 ハタ科
体側の白い斑が四角くいので、ダイバーからはサロンパスと呼ばれる。幼魚時代と雌は黄色。幼魚は成魚より尾鰭が長く、雄から雌に性転換し、体色も変化する。
アデヤッコ
Pomacanthus xanthometopon
スズキ目 キンチャクダイ科
キンチャクダイ科の中でも一段と艶やかということが名前の由来。成長に伴い模様が変わる。幼魚はロクセンヤッコに似るが、尾鰭と顔が黄色いことで区別できる。
イッテンフエダイ
Lutjanus monostigma
スズキ目 フエダイ科
夜行性。ニセクロホシフエダイより吻端が尖る。眼状斑は、小型のものはきれいな円形。成長するに従い小さくぼやける。体側に目立つ縦帯がない。
ネッタイミノカサゴ
Pterois antennata
スズキ目 フサカサゴ科
体長は20cmほどでミノカサゴより小ぶり。胸鰭から伸びる軟条が白色または赤色。胸鰭の鰭膜が先端まで伸びず、青や黒の斑紋がある。鰭の棘に毒がある。
アンダマンスイートリップス
Plectorhinchus macrospilus
スズキ目 イサキ科
【アンダマン海固有種】シミラン諸島やボン島に生息するが、個体数は少ない稀種。チョウチョウコショウダイとムスジコショウダイの間の子と言われている。
エリザベスウミウシ
Chromodoris elisabethina
裸鰓目 ドーリス亜目
アンナウミウシに似る。アンナウミウシは青い体色に細かい黒点があるのに対し、エリザベスウミウシは鮮やかな青一色で背面に黒線がある。
アカフチリュウグウウミウシ
Nembrotha kubaryana
裸鰓目 ドーリス亜目
緑色の縦線、若しくは斑紋が全て朱色になるものも見られる。口触手の縁、側足縁、尾の斑紋、触角鞘の縁、褶葉は朱色。触軸の先が朱色になるものもある。
ダイアナウミウシ
Chromodoris dianae
裸鰓目 ドーリス亜目
ミゾレウミウシに似るが、本種の触覚の間に大きな黒色斑点があること、触覚の上半分が黄色から橙色になることで区別できる。トギレフタスジウミウシは異名。
アオウミウシ
Hypselodoris festiva
裸鰓目 ドーリス亜目
日本では1年を通じて普通に見られる種。中には、黄色の斑紋が白や黒だったり、無い個体もいて、背中の模様は個体によって変異が大きい。
キカモヨウウミウシ
Goniobranchus geometricus
裸鰓目 ドーリス亜目
背面は紫色を帯びた白色で、白色の盛り上がった斑と黒色の亀甲模様。外套膜の前縁を上下に翻す行動が見られる。本種には全体的に褐色を帯びる色彩型も存在する。
シラナミイロウミウシ
Goniobranchus coi
裸鰓目 ドーリス亜目
外套膜周縁をリズミカルに波打たせる行動が見られる。波型のラインの外側に黒褐色の円班が入るものも見られる。
ミドリリュウグウウミウシ
Tambja morosa
裸鰓目 ドーリス亜目
コケムシ類を摂食。稀に青色の強い個体や色素が抜けて半透明になるのもある。イシガキリュウグウウミウシに捕食される。
ウデフリツノザヤウミウシ
Thecacera pacifica
裸鰓目 ドーリス亜目
通称ピカチュウ。ほぼ通年見られ、岩礁域の水深10~30mのガレ場や砂底のコンブ類の上で見られる。
シンデレラウミウシ
Hypselodoris apolegma
裸鰓目 ドーリス亜目
学名のApolegmaはギリシャ語でローブの裾という意味。ハゴロモウミウシの仲間とされていたが、2001年に正式に別種とされた。
ブチウミウシ
Jorunna funebris
裸鰓目 ドーリス亜目
背面全体に繊毛状の非常に細かな突起が生えている。この突起の一部が黒褐色になって集まり、輪状や不規則な輪郭の斑紋を形成している。
ミゾレウミウシ
Chromodoris willani
裸鰓目 ドーリス亜目
白い海綿を捕食。触覚と二次鰓がみぞれ模様。触角と二次鰓の違いでダイアナウミウシと見分けることができる。
キイロウミウシ
Doriprismatica atromarginata
裸鰓目 ドーリス亜目
体は細長く、やや硬い。背面の周縁は褐色で、成長するにつれフリル状に曲がりくねる。前進するときには、鰓をリズミカルに揺らす。
アカテンイロウミウシ
Ardeadoris cruenta
裸鰓目 ドーリス亜目
学名のcruentaはラテン語の cruentusの女性形に由来。これは「血で染まった」という意味で、背部の赤い斑点を指す。